concept

 art Renoは、悩める大家さんのための「リノベーション」を広めたい!と考え活動をしています。

 長野市では近年アパート・マンション・テナントビル等の空き室増加が進み、所有者の手に負えない状況に陥っている物件も少なくありません。又、優良なストック(経年ビル)の活用方法が見つからず建物が解体され、空き地化に歯止めがかからず、しかも、個性のない画一的なマンションという箱ばかりがどんどん供給され、このままでは、まちが寂れてしまうという危機感が募るばかりです。新しさのない新しいマンションはもう誰の興味も湧かせることはできません。長野の地域性に合った新しい発想による優良なストックビル活用が、まちづくりにとって重要な時代です。

 このような状況を踏まえart Renoは長野のまちづくりにおいて、今あるものを活用し、そのまちに暮らす人・暮らしたい人の真のニーズに応え、新しい付加価値を生み出す「リノベーション」が、これからの時代に合った発想だと考えます。

 平成24年度、長野の地域性に合うリノベーションを考える為、より多くの方々を巻き込むイベントとして「アートリノーコンペ1st シーズン」と題し、集合住宅リノベーション案コンペティションを開催しました。有効なストックビル再生の試みとして、今回は長野市にある「光ハイツ」という築34年の賃貸マンションの既存の部屋を対象として、リノベーション案コンペを行いました。

 今回のコンペは、大家さんの負担にならないように、実施コンペでもなく、賞金コンペでもない、と言う形で募集を開始しましたが、応募総数112名、作品総数74作品と、予想外の反響がありました。

 信大工学部建築学科寺内研究室の協力をうけた事もあり、信大の学生さんをはじめ市内県内の専門学校等でも課題として頂いたこともありますが、112名の半数以上は県外の若手設計士さん達でした。長野では「リノベーション」という言葉すらまだ知られていません。しかし、県外では既に「リノベーション」で新しい付加価値がドンドン生み出されています。

 今回の活動では、長野の小さな中古マンションに素晴らしいアイデアを集めることが出来、大きな成果を収めました。今後はこれを長野市に広めていきたいと思います。

結果2013.2.16
アートリノーコンペ1st seasonは、最終プレゼン審査会を行い、審査の結果入賞6作品を決定し、終了いたしました。
当コンペは、長野市地域振興部市民活動支援課の平成24年度「ながのまちづくり活動補助対象事業」です。長野の地域性に合ったリノベーションを広めるため公益性のある活動としてコンペを開催いたしました。
悩める大家さんのための「リノベーション」を広めたい!と考えるart Renoの活動趣旨をご理解・ご賛同いただいた審査員の皆様およびコンペ出場者の皆様により、大きな成果を収めることができました。
賞金コンペでも、実施コンペでもないという形式で募集をしたにも関わらず、応募総数112名、対象物件見学者数52名、作品提出数74作品、という主催者および長野市の常識と予想を超える反響がありました。又、作品アイデアのレベルの高さも主催者の想像を遥かに超える斬新で優秀なモノでした。特に入賞6作品については、若手リノベーター達が時代のニーズをとらえた、長野にはまだない、集合住宅に対する「リノベーション」の新しい概念を展開し、プレゼンしてくれました。